墓地区割図

澤川の墓地は、概ね、一か所に集中している。

一昔前は、「能登澤川のイシキリ」地区から「青石」を切り出して、建てたものが多かったが、近年 は、「ミカゲ石」の物が多い。

在所の家の配置と墓の配置が同じであることに注目したい。

中山間地改良事業により、駐車場も完備されお盆以外に訪れる人も多い。お墓ごと、離村された人もあったが、こんなに便利な世になるとは考えられなかったと思う。

 

「昔しゃひどかった、暮になると、「こも」やら「むしろ」やらで、墓んなむ、つつんで しみらんがに大層したもんじゃ」

「つつまっしゃる日ぁ、大体重なって、げみあいして、ぬくいがに、したのう」

「来年は、なおさんならん言うて、ぐざったれど、「石切り」ねも、硬い、良い石ぁ 少なくなったといし」

「ごぼに「南無阿弥陀佛」書いてもろて、「キスケアライ」に彫 つてもろわんならん」

「よう見ると、在所の家の並びと、ここの墓のならびぁ、いっしょにみえんかいや」

「ほんとじゃのう、「北出」「中村」「谷出」「向出」、かたまっとるのう」

「北海道らちに、いかした人の、墓守もせんならんし、どこの墓か、わからんがに、 なったときぁ、「キスケアライ」にコピーしたがあるとう」

 

おしまい

 

 

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コメント: 1
  • #1

    にゃほにゃほ (火曜日, 06 9月 2016 16:35)

    はじめまして、twitterから来ました。
    墓地の区割りと家の配置が同じというのが、興味深いです。家の配置は墓地見取絵図のように整列していませんが、どのように見ると良いのでしょうか?