里では「盤持」と言います。
お宮さんの境内に形、重さ、の違った、数個の石が置いて有りました。(現存します)
その石を、膝の高さまで、上げる事ができるか、腰の高さまで上げられるか、肩に担ぐ事が出来るかを競い、力自慢。をしたのでした。
石、そのものは、「力石」で全国に通用します。
「宮のかいどえ行って、「ばんぶち」んなむ、してこまいかい」
「雨ァ、降った、後じゃさかいに、石んなむ、「すんばの葉」でうくしいがに、拭いてかからんならん」
「ボロ」で拭いたかちゃ、罰ぁあたるぞ」
「二斗石から、始めるぞ、ここにおる、弱いもんのじんばんに、やってみさっされ」
「もうちょっこりで、娑婆の風、切れるがいれどあかん」
「きついもんに、してくさいせ」
言うて、かん様にたのまんさかいに、だちかんがじゃがいや」
「さんたぁ下のもんに負けて、はがやしないかいや、ちょっこり、みとらっされ、こつんなむ、教えてやるさかいに、石、抱えた時に、うしろへ、かやるようながに、やってみさっされ、石んなむ、足のへらに、おとされんぞ、罰ぁ当たったいわれるぞ」
「石も神様じゃ言われとるがいぞ」
「ようさり、獅子舞の稽古ぁ、あるさかいに、石んなむ、またいしとかんならんじゃ」
おしまい
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